京都観光ガイドの現場からヒトコマをお届け。
ほっこりする話や、タメになる話や、どうでもいい話など...
現在修学旅行生に絶大な人気を誇るTVアニメ「呪術廻戦」シリーズをお送りいたします。
なので、呪術廻戦に興味が無い方はスルーしていただくことになりますが、ご容赦のほどを。
呪術の聖地 京都で百鬼夜行を行う!!
「呪術廻戦 0」つまり「東京都立呪術高等専門学校」で夏油 傑(げとう すぐる)が宣言します。
来る12月24日!!
日没と同時に!!
我々は百鬼夜行を行う!!
今回は、百鬼夜行についてのヒトコマです。
生徒Aさん:ガイドさん、呪術廻戦で京都が呪術の聖地ってなってるんですけど、見に行けるところある?
私:そうですね、呪術師と言うか、陰陽師として安倍晴明がダントツ有名ですね。
なので、晴明神社とか一条戻り橋になりますね。
それと、乙骨 憂太(おっこつ ゆうた)が菅原道真の子孫ということになってますので北野天満宮ですかね。
伏黒オタには「鵺(ぬえ)」に関する神社も2つあります。
生徒Bさん:あーら、詳しいわね、ガイドさん。
私:はいっ! (胸を張って)
最近の生徒さん、皆さんから聞かれますので学習しております!
生徒Aさん:ガイドさんも大変ね...
で、他には?
私:そうですねぇ、呪術廻戦の中ではエピソードだけなんですが、京都で百鬼夜行が行われてます。
その際は、東堂が1級呪霊5体と特級呪霊1体を1人で祓っています。
生徒Bさん:ふん、ふん...それで。
私:その「百鬼夜行」ですが、実は平安時代から京都にあったものでして、その場所なんていかがでしょう?
生徒Aさん:よろしいっ!
では、いざ参りましょうか!
百鬼夜行...
要は多数の妖怪が街を練り歩くというもの。
ジブリの映画「平成ぽんぽこ狸合戦」でも百鬼夜行をイメージする場面がありましたね。
起源は諸説ありますが、平安時代の京都で古道具などが妖怪化して夜の街(一条通り)をパレードしたようです。
私:さぁ、着きました。
ここは大将軍商店街(一条妖怪ストリート)と言って、百鬼夜行があったとされています。
練り歩いた妖怪は「付喪神(つくもがみ)」といって、使い古された家財道具などが妖怪に変化したものです。
生徒Aさん:やだぁ、ここのお店の前に妖怪の人形が置いてある!
あっ、こっちのお店も、あっちのお店にも!
きもっ!
私:まぁ、商店街おこしと言いますか、商店街全体で「百鬼夜行発祥の地」として取り組んでいるんですね。
生徒Bさん:でも、この雰囲気...「呪術廻戦」というよりも...
「ゲゲゲの鬼太郎」ですね。
私:ですね...
大将軍商店街の公式サイトはこちら:
大将軍商店街振興組合 一条妖怪ストリート | 大将軍商店街振興組合 百鬼夜行の通り道 一条妖怪ストリート (kyoto-taisyogun.com)