令和七年(2025年)4月(卯月)の京都から

sponsored link

令和七年(2025年)4月21日(月)の話題

今日の話題は「葵祭」。

まだ4月ですが

5月の葵祭に向けて上賀茂神社と下鴨神社で告知の動画が掲載されました。

いよいよです。

5月は命の芽吹くとき。

まさにそうですね。

何か気持ちが高揚してくるような気分です。

以前は上賀茂神社と下鴨神社は一体化していたと考えられていますが、

現在の葵祭では「あらみたま」様を別々にお迎えしています。

応仁の乱で上賀茂神社と下鴨神社の間に拡がっていた社の森のかなりの部分が焼失してしまったそうです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

葵祭ですが

学校の古文の授業では

と教しえられたかと思います。

ただ当時と言いますか、現代でも正式名称は

「賀茂祭(かものまつり)」

になります。

まぁ言葉なので、話す相手と認識が一致すれば呼称自体は重要ではないかもしれません。

「賀茂別雷神社」も上賀茂神社ですし

「賀茂御祖神社」も下鴨神社ですしネ。

「賀茂祭」も葵祭でよいのかも

令和七年(2025年)4月20日(日)の話題

今日の話題は「三門」。

京都の知恩院で「ミッドナイト念仏 in 御忌」が実施されました。

知恩院では1400名が参列されたと伝えています。

この「ミッドナイト念仏 in 御忌」、

夜空に浮かぶ国宝三門楼上にて、4月18日午後8時~翌朝19日午前7時まで法然上人のお徳をしたう別時念仏会をいたします。

というものです。

さて、今日の話題は「ミッドナイト念仏 in 御忌」が実施された知恩院の「三門」です。

とにかく大きく立派な門です。

お寺の門は通常「山門」ですが、知恩院や東福寺などは「三門」と呼びます。

その理由は知恩院公式サイトには以下のように説明されています。

元和7年(1621)、徳川2代将軍秀忠公の命を受け建立されました。 構造は五間三戸・二階二重門・入母屋造本瓦葺(いりもやづくりほんがわらぶき)で、高さ24メートル、横幅50メートル、屋根瓦約7万枚。その構造・規模において、わが国最大級の木造の門で、外に掲げられている「華頂山」の額の大きさは畳2畳以上です。

一般には寺院の門を称して「山門」と書くのに対し、知恩院の門は、「三門」と書きます。
これは、「空門(くうもん)」「無相門(むそうもん)」「無願門(むがんもん)」という、悟りに通ずる三つの解脱の境地を表わす門(三解脱門:さんげだつもん)を意味しています。

昭和の修学旅行のガイドだと

という説明になり

みたいな感じになります。

まぁ、無理ないですよネ。

修学旅行であちこち連れ回されてますから宿舎に帰って夕食食べる頃には

三門だか山門だかも記憶にありません。

「空門」「無相門」「無願門」とかは、聞いている瞬間に右耳から左耳へスルーです。

でもですよ、

それでも

というイメージだけはかろうじて頭の隅に映像として残っていたりします。

なので、今現在私が修学旅行の生徒さんに説明する時はイメージとストーリーでお話しするようにしています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

という感じです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

なかなかに大きな三門、皆様はどう思われますか?

なかなかに大きな難問、ですネ。

令和七年(2025年)4月19日(土)の話題

今日の話題は「神馬」。

全国的に有名な四国の「金比羅さま」

新しい神馬の名前を公募するそうです。

皆様も名付け親にいかがでしょうか。

ところでどうして神社に「神馬」なの?

ですが、実はよくわかっていないのです。

いつもの「諸説あり」なんです。

とは言っても神社に「神馬」は昔からのお約束事であることは間違いありません。

でもですよ、

神社で馬を育てるのは大変なんです。

生きた「神馬」がいる神社は日本全国でも数えるほどしかありません。

なので、多くの神社には木製の馬の像があったります。

それをさらに簡素化したものが板に馬の絵を描いたもの。

つまり「絵馬」!

もちろんこれも諸説ありデス。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

京都では上賀茂神社に「神馬」がいます。

上賀茂神社の「神馬」の名前は?

「カブくん」ではありませんよ。

「神山号」と言います。

この名前は代々受け継がれています。

新しい馬がきても先代と同じ「神山号」を引き継ぐわけです。

でも、上賀茂神社に来る前には別の名前でした。

このあたりの事情は金比羅さまと同じ訳です。

なお、

上賀茂神社では「神山号」に会ってニンジンをあげることもできます。

ただし出勤日があり、いつも会えるわけではありません。

「神山号」の勤務シフト表は謎ですが

  • 毎月1日
  • 毎日曜日
  • 1月7日の白馬総覧神事
  • 5月5日の賀茂競馬

は出勤日ではないかと思われます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて、話を金比羅さまの神馬に戻しますが

神馬舎に新しくやってきた白馬、カブくんの〝神馬としての名前〟を公募しています。

とのことですから「カブくん」って名前ありますよね、

と思われる方も多いかもしれません。

その場合「カブくん」で応募してみたらいかがでしょうか?

結果、最多得票を獲得するかもデス。

きっと金比羅さまもビックリされますよ。

令和七年(2025年)4月18日(金)の話題

昨日の話題は「青もみじ」でしたが、

今日の話題は「藤」。

春日大社の公式SNSは

「砂ずりの藤」が順調に伸びている

と伝えています。

もみじも藤も、順調に新緑が芽吹いているようです。

5月も近づいてきてますものネ。

最初に「砂ずりの藤」の説明が必要です。

看板も立っているので春日大社に参拝されたことのある方はご存じかもしれません。

春日大社公式サイトには以下のように説明されています。

慶賀門を入った所の棚造りの藤で、5月初旬頃に花房が1m以上にも延び、砂にすれるということからこの呼名があります。ノダフジの変種といわれます。
摂関近衛家からの献木と伝えられ、『春日権現験記』にも書かれている古い藤であり、 樹齢700年以上といわれます。

では、砂ずりの藤が咲くとどうなるのか?

見たいですよねぇ?

春日大社公式SNSで昨年(2024年4月)の写真で見てみましょう!

さて、藤といえば藤原氏。

昨年のNHK大河ドラマ「光る君へ」でも紹介されたように

春日大社は藤原氏の氏神様。

春日大社の御神紋も藤。

鹿と同じく大切なものなのです。

ちなみに、なのですが春日大社の藤というと、

私的には「藤まもり」がおススメです。

じゃありませんよ、藤です!

まったく罰当たりですゾ!

でもホント、かわいい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

とは言うものの、かわいいだけじゃないんです、藤。

「ふじ」ですから「不治の病」に通じるので病人のお見舞いには厳禁なのです。

藤は「不死」だから縁起が良いなんていう人がいますが「し」が濁っていませんので残念ながら...

藤は「ふじ」デス...怖っ!

それに藤はマメ科の植物でありながら、藤の豆(実)に毒性があるので食べられないそうです。

「藤」って「ふじぎ(不思議)」ですネ。

令和七年(2025年)4月17日(木)の話題

気象庁によると今日は初夏の暑さになるとのことです。

また桜が咲いているのですが...

季節は容赦なくうつろいますネ。

北野天満宮の公式SNSでは

もみじ苑のもみじが「色づき始め」たと伝えています。

もう、もみじの季節になるんですねぇ...

ということで今日の話題は「青もみじ」。

月刊京都も「青もみじ」を特集した5月号が発売になりました。

「青もみじ」、なんで「青」なんでしょうか?

この話題、ホントに恥ずかしい告白をしなければいけません。

他人のせいにするわけではありませんが

と聞かされていました。

そこで青もみじをそう説明したこともありました。

実際、ネットを検索するとそんな説明が見受けられます。

ところが!

ウソみたいです。

改めて調べてみましたが、根拠となるエビデンスは見当たりません。

考えてみれば昔は青と緑が同じ色だなんて、

誰がどうやって確認したのでしょうか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・

では、お待たせしました!

なぜ緑色のもみじが「青もみじ」?の正解です!

「青もみじ」や「青菜」、「青竹」、「青りんご」などに使われている「青」は色ではなかったのです。

だそうです(形容詞みたいな働きですかね)。

なるほど、そういうことでしたか。

たしかに未熟者を「青二才」って言いますが、色とか関係ありません。

「青春」(若い人は「アオハル」って言います)も色ではなく「若さ」ですね。

あぁ...

「昔は緑も青って言っていた」

って言っていた自分が恥ずかしい...

まだまだ「青い」...デス(涙)

令和七年(2025年)4月16日(水)の話題

今日の話題は「バスクリン」。

NHK奈良放送局の公式SNSで

葛城市の當麻寺で、仮面をかぶってぼさつにふんした人たちが境内を練り歩く伝統行事、「練供養」が営まれました。

と伝えています。

リンク先にはニュース動画も掲載されています。

奈良 葛城の當麻寺で伝統の練供養|NHK 奈良県のニュース

ちなみに「當麻寺」は「たいまでら」と読みます。

「当麻寺」と表記されることもあります。

中将姫伝説と当麻曼荼羅の寺として有名です。

NHK奈良放送局のニュースでは以下のように解説しています。

當麻寺の練供養は、国の重要無形民俗文化財に指定されている平安時代から続く伝統行事で、寺に伝わる国宝のまんだらを一晩で織り上げたとされる中将姫が、ぼさつに導かれて極楽へ行ったという言い伝えを再現し、毎年、中将姫の命日にあわせて営まれています。

この當麻寺の練供養は、一目でわかるように臨終時の来迎の模様を伝えています。

なので極楽往生のネタかと思いますよネ。

でも「バスクリン」の話をします。

と思われるかもしれません。

でも奈良の方からすると

となると思います。

でも「バスクリン」の前に「中将湯」の話をしないといけませんネ。

「當麻寺」公式サイトに説明があります。

ちなみにその「中将湯」、現在でも販売されています。

「ちゅうじょうとう」と読む煎じ薬湯です。

一般の薬局、ドラッグストアに置いてありますし、

バスクリンや當麻寺の公式サイトから通販で購入することもできますヨ。

そして「中将湯」をベースにした入浴剤がバスクリンとなるわけです。

ちなみに本家である當麻寺の公式サイトも入浴剤を扱っています。

くすり湯♨ バスハーブ

・・・・・・・・・・・・・・・・・

ところでこの中将湯の中将、

なんで人気があるかご存じでしょうか?

薬草の中将湯のもとを作ったからではないんですよ、

当麻曼荼羅を一夜で織り上げたからではないんですよ、

実は継母に執拗ないじめを受け、

さらに無実の罪をかぶせられて切り殺されることになった、

そのエピソードが昔から日本人に非常に愛されてきたからなのです。

中将姫を切ろうと刀を抜いた男が、どうしても中将姫に刀を振り下ろせない場面、グッときます(涙)。

この話は愛され過ぎて様々なバリエーションがありますが、

最終的には極楽往生を願う中将姫を阿弥陀様がお迎えに来るのがクライマックスです。

その模様が冒頭の當麻寺の練供養でした。

そんなことを想いながらバスクリンを入れたお湯につかれば

まさに極楽往生した気分になれますネ。

令和七年(2025年)4月15日(火)の話題

今日の話題は「斎王代」。

京都市民の2大関心事。

  • 葵祭の斎王代
  • 祇園祭の稚児

5月15日の葵祭の斎王代は山内彩さんがお勤めになるそうです。

山内さんは京都で生まれ育ち、現在は東京芸術大学の大学院で音楽を専攻するかたわら、箏などの演奏家として活動。葵祭ではこれまで8歳で「童女」、15歳で「采女」を務めていました。会見で山内さんは斎王代としての意気込みを笑顔で話しました。

なにせこの個人情報の扱いが厳しいご時世に斎王代や稚児ともなれば、

氏名、年齢、所属先など明かされてしまうつらいお役目。

過去の斎王代や稚児も学校名や学年のみならず家族構成まで知られてしまう有様でした。

さすがに今年はそこまで明かされていないようです。

やれやれ...ですネ。

ちなみに

と記載されていますが、これを上賀茂神社や下鴨神社の関係者の方々がみたらムッとされると思います。

葵祭は上賀茂神社や下鴨神社を中心に執り行われる一連の神事ですから。

葵祭の主役といったら、それは畏れ多くも「あらみたま」になります。

ただ、一般的には5月15日の行列が葵祭と思われていることも事実です。

これが葵祭のイメージですよネ。

ここ数年来、葵祭のポスターは半分が斎王代のアップです。

斎王代に選ばれた方のプレッシャー尋常ではないと推察いたします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

実は...ですが

本来路頭の儀は勅使の行列ですから、主役は勅使になります。

つまり葵祭の路頭の儀に斎王代は関係ないのです。

斎王代が葵祭の路頭の儀に参加するようになったのは戦後に観光目的で

斎王代も行列に入れたらどうだ?

レベルのノリだったのです。

それが非常に受けて、今や

となったのでした。

ちなみに源氏物語をお読みになった方ならご存じですが

例の「車争い」が起きたのは葵祭の路頭議ではありません。

光源氏が斎王が賀茂の社にむかわれる行列のお供された際の出来事でした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

sponsored link