令和七年(2025年)1月の京都から

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令和七年(2025年)1月17日(木)の話題

今日の話題は「地獄の釜のふた」です。

NHK京都放送局では1月16日は「地獄の釜のふたが開く日」と伝えています。

六道珍皇寺の1月16日の閻魔大王像公開日には地獄に通ずる井戸も公開されます。

と言っても、他の日では非公開なのかというとそういう訳でもありません。

少し遠目ですが眺めることができます。

問題なのは「地獄の釜のふたが開く日」です。

具体的にどういう意味なのでしょうか?

「地獄の釜のふた」?

NHK京都放送局のニュースでは賢明なことに、その意味するところには触れていません。

つまりスルーしてます。

流石ですネ。

諸説ありなので説明できないのです。

ではどんな諸説があるのか?

私がお客様にお話するのは1月15日が地獄の鬼たちがお休みの日。

地獄の釜から罪人たちが逃げ出さないように「ふた」をしておくそうです。

1月16日になり、さぁ仕事だ!ということで「地獄の釜のふたが開く日」だそうです。

なんだか分かったようでよく分かりませんネ。

そもそもですが、何で閻魔大王や地獄の鬼に休みの日があるのかも分かりません。

そうなんです、ガイド泣かせのネタなのです。

誤魔化すわけでもありませんが、1月16日は「薮入り」の日でもありますよネ。

なので真相は薮の中...

・・・・・・・・・・・・

諸説の中でも、極端な話もあります。

キランソウ(紫藍草、金襴草)、または弘法草(こうぼうそう)という野草があり、別名「地獄の釜のふた」!

そのまんまじゃないですか...

この薬草には薬効があるので、命を助ける...つまり地獄への道を閉じることからつけられた名前らしいです。

この野草が地表に広く根をはることからふたに見えるということもあるようです。

そして暖かい地方では、ひょっとしてこの時期、花を開くこともあるのでしょうか?

なので「地獄の釜のふたが開く日」?

植物好きのお客さまには盛り上がるネタです。

令和七年(2025年)1月16日(木)の話題

今日の話題は「蝋梅(ろうばい)」です。

京都御苑では素心蝋梅(ソシンロウバイ)が咲き始めていると伝えています。

蝋細工のような梅の花だから「蝋梅」と思われがちなので、「梅」ではないですよ、という書き込みが多いです。

俳句では小寒から立春の前日(今年は2月2日)までの間の季語だそうです。

歌に詠むにはいつがいいでしょうか、林先生。

今でしょ!

ちょっと古い...かな?

この時期らしいオチで「寒っ!」

令和七年(2025年)1月15日(水)の話題

今日の話題は「山伏」です。

新京極商店街では山伏が来ていると伝えています。

念のためですけど、これはコスプレ行列ではありません。

はい。

本物です!

と言いますか、修験道の行者さんで正真正銘の山伏さんです。

もっと詳しく言うと、寒中托鉢修行で市内を回られている聖護院の山伏さんです。

聖護院の山伏さんは、祇園祭の役行者山や、山伏山の会所にもお見えになりますので法螺貝の音を聞いたこともあるのでは。

ここで言う聖護院って、八つ橋屋さんではありませんよ。

門跡寺院です!(スゴッ)

日本で最初の修験道の宗派で、何と役小角(えんのおづぬ)、つまり

役行者(えんのぎょうじゃ)

の創建した寺院の地に開かれた道場なのです!(スゴッ×2)

はい、実在された方なんです。

山岳での厳しい修行により徳を積まれたために、かえって様々な憶測を呼び

讒言により流刑に処されるということもあったそうです。

ネットなどでは今だに呪術師などいう解説が...(涙)

令和七年(2025年)1月14日(火)の話題

今日の話題は「満月」です。

ウェザーニューズでは今夜が満月だと伝えています。

昨日が成人の日で祝日だったせいか今日は月曜日の気分ですが「火曜日」です。

ところで昨夜は月明かりが明るかったのですが、今夜が満月ということです。

真冬ということもあり空気が澄んでいるので、お月見を存分に楽しめると思います。

「満月」、とくると阿闍梨餅本舗の「満月」!ではありませんよ。

「竹取物語」ですよネ。

竹取の翁の話は、現代の感覚では嵯峨野のイメージがしますが

京都では大原野神社周辺や伏見稲荷大社周辺が物語の舞台だったと想定されています。

もちろん諸説あり、デス。

(奈良でも竹取物語はここが舞台である、というところがあります)

さて、物語のクライマックスで月からの使者がかぐや姫を迎えに来ます。

あのシーンは何を物語っているのか...

平安時代の人が読めば、阿弥陀様が亡くなる人をお迎えに来るシーンを思い浮かべるのではないでしょうか。

皆さんはどう思われますでしょうか。

今夜の満月を愛でながら、平安時代に思いをはせてみるのも良いかもしれません。

が、風邪をひかないようにお気をつけてくださいマセ。

令和七年(2025年)1月13日(月)の話題

今日の話題は「通し矢」です。

NHK京都放送局では三十三間堂で「弓の引き初め」が行われたと伝えています。

この行事、「通し矢」と言われることが多いのですが

公式(三十三間堂)としては「大的大会(おおまとたいかい)」です。

「通し矢」そのものは京都に限らず日本中で行われていたもので、

江戸時代では超人気イベントだったようです。

その中で三十三間堂での「通し矢」は異色の存在で、

24時間ぶっ通しで120mの回廊を通した矢の数を競った過酷な耐久試合でした。

最高記録は、貞享3年(1686)4月、紀州・和佐大八郎(試技年齢は18歳という)の総矢13,053本、通し矢8,133本で、強靭な身心にしてこそ可能な凄絶な競技だったことが窺えます。

楊枝のお加持と大的大会 – 蓮華王院 三十三間堂

現在の「大的大会」は新成人が60mの的に向かって試射するというもので「通し矢」は別物となっています。

この様子を和佐大八郎が見たら

「ぬるい!」

と一喝するか

「自分もそんな平和な時代に生きたかった」

と羨むのか

どっちでしょうネ。

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観光ガイド的には、同じ日に行われる「楊枝のお加持(やなぎのおかじ)」がおススメです。

さらに!

この日は境内が無料開放、つまりタダです。

令和七年(2025年)1月12日(日)以前の話題はこちら:

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