2024年(令和六年)11月の京都から

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2024年(令和六年)11月19日(火)の話題

今日は舎人親王の話題です。

先日藤森神社で舎人親王祭が斎行されました。

舎人親王は「とねりしんのう」、藤森神社は「ふじのもりじんじゃ」と読みます。

京都で学業の神様と言えば天神様こと菅原道真ですが、藤森神社では舎人親王を学業の神様としてお祀りしています。

舎人親王の学業のお守りも授与されています(かなりレアですヨ)。

舎人親王と言えば日本史で習いますので、頭のどこかには「聞いたことある名前」で残っていると思います。

日本最古の正史「日本書紀」を編纂された舎人親王

ですよネ。

日本国内向けの仮名の歴史書「古事記」を暗誦していた稗田阿礼に比べると、

海外向けに漢字で記された歴史書「日本書紀」を編纂した舎人親王は、グッと実在感・存在感を感じますせんか?

ところが最近の研究により、かえってナゾに包まれた人物になっています。

平成21年といいますから、最近ですよね。

舎人親王の墓所を調査したところ年代も異なる別人の墓所であることが明らかになってしまいました。

もっと言うと「日本書紀」そのものについても、舎人親王の編纂プロジェクトの詳細は不明なのです。

古事記ですら序があるのに、日本書紀は本文のみ。

今、私たちが理解している(教えられている)成立経緯は後の世の記載を受けてのものなのです。

皆様、こんな風に理解されていませんか?

でも研究者の学者によると、聖徳太子の頃には天皇(大王)についてや、日本についての記録(文書)も存在していたようです。

えーっ! ホント!? 

それ、どうしちゃったの?

なんですが、大化の改新の頃の政変で蘇我氏とともに消滅したようです。

今残っていれば、ですが「邪馬台国」とか「卑弥呼」についてももっとわかっていたかも。

2024年(令和六年)11月18日(月)の話題

今日は龍の話題です。

勝林寺では新作手書き御朱印「龍神」の紅葉バージョンが登場です。

愛香寺(元妙心寺長興院)では11月3日にご紹介した巨大な龍の御朱印がありますが、水神様バージョンも登場しました。

ところで龍ですが、御朱印の他にも京都の寺社仏閣ではよく見かけます。

特に禅寺では天井から柱から欄間の彫刻に至るまで、あらゆるところに龍がいます。

この龍ですが、手の指が5本だったり3本だったりします。

中国からの観光客の方で「なんだ、この龍は3本指か...」と言われることがあります。

何を意味されているのかというと、龍にも格式があって最高が指5本。

3本指の龍は、人間でいえば一般庶民だということです(ちなみに5本なら皇帝)。

そう言えば...

お寺や二条城の壁にも5本線がありますよネ。

あれも格式を表していて5本線が最高なんです(天皇家あるいは皇族や朝廷と関係がある)。

さて、龍に話を戻しまして3本指の龍は格式が低いのでしょうか?

いえいえ、そんなことは無いのです。

龍の指と格式が結び付いたのは、中国では清の頃で歴史的には最近のことなのです。

禅宗が伝わり日本で龍が盛んに描かれていた頃は、中国でも龍の指は3本。

それが普通であったのでした。

2024年(令和六年)11月4日(月)の話題

今日は空也上人の話題です。

六波羅蜜寺で空也上人ゆかりの国宝の秘仏が12年ぶりに御開帳されています。

観音様の33年周期よりは短いとはいえ、12年というのは重みのある歳月となります。

ところで空也上人ですが、「第60代醍醐天皇の皇子」という説は実はエビデンスがありません。

逆に違うという証拠もない訳です。

出自はともあれ、民衆の苦悩に寄り添い大変なご苦労をされてきたことは事実として伝えられています。

空也上人の衣装の鹿の皮と、手に持たれている鹿の角ですが、

これは空也上人がとても愛された鹿が猟師に殺されてしまい、

それを大変に悲しんだ空也上人が生涯手放さなかったものだそうです。

六波羅蜜寺の空也上人像とは別の像が祀られている月輪寺(京都市右京区)では、今でも野生の鹿の姿を見ることができます。

空也上人を慕ってきているのでしょうか...

月輪寺境内のあちこちで見かけることができますが、アクセスに難のある所ですので、十分に事前調査の上参拝するようにして下さい。

2024年(令和六年)11月3日(日)の話題

昨日は京都だけでなく全国各地で大荒れの天気でした。

皆様はいかがお過ごしでいらっしゃいましたでしょうか。

今日は御朱印の話題です。

愛香寺(妙心寺長興院)の11月限定御朱印が公開されています。

また、こちらは特別御朱印の中でも特別なオーダー御朱印です!

これなら御朱印めぐり仲間ウチでもドヤ顔できますネ。

ところで地獄と書かれた御朱印がみえますが、こちらは六地蔵のなかの地獄道をつかさどる地蔵菩薩です。

ご存じお地蔵さま(地蔵菩薩)は菩薩でありながら、現世の六道で悩む苦しむ人々とを助けるという発願をされたとてもエライ方です。

お地蔵様のあの菩薩らしからぬ質素なお姿も、その御心に基因しているとのことです。

(六道の中の最上位である「天道」であっても苦しみはあるのですよ、悲しいかな)

なのでお寺などでお地蔵さんを六体、つまり六地蔵をよく見かけます。

それぞれ六道の各担当のお地蔵さまたちなのです。

その中でも地獄道担当のお地蔵さまは、凄まじい責め苦にあえいでいる人々をすぐに助けに駆け付けねば「ヤバイ!」

ということで、前足を動き出している様で作られている像もあります。

(今度見かけたら要チェックですよ)

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