2024年(令和六年)12月の京都から

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京都で現役の観光ガイドをしております。

個人ではなく京都市観光協会会員ガイド団体に所属し活動しております。

(つまりシフト制の請負ガイド)

独立でやると契約や請求処理、保険手配などイロイロ面倒なので...

本サイトのトップページに日々の話題をブログ形式に記載しております。

ネタとしては行政、神社やお寺の公式サイトや公式SNSを引用する形にしています。

理由は誤解や誤り、偏向を避けるためです。

自分自身で取材して正しいと思っても、間違いや勘違いもありますので。

月刊「京都」2025年1月号<御朱印と寺社巡礼>

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特集内容
●洛陽三十三所観音霊場巡礼
●京都三弘法まいり
●西国三十三所観音巡礼 ―京都の札所―
●京都十六社朱印めぐり
●京都五社めぐり
●新京極の御朱印めぐり
●都七福神まいり
●まだまだあります、京都の御朱印巡礼
●京の冬の旅―非公開文化財特別公開

2025年(令和七年)京都手帖

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京都手帖2025 [ 光村推古書院 書籍編集部 ]
価格:1,870円(税込、送料無料) (2024/8/30時点)

IT時代で誰もがスマホを使いこなしている現代、手帖とか真っ先に無くなるだろうと思いきや、そうはなっていませんネ。

京都手帖を使い込んでいる自分でも不思議です。

手で書いて、持っていると何故か安心なんです。

それと、

書置きの御朱印を京都手帖のビニールカバーに納めることができる!

これですネ。

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商品説明

内容紹介(出版社より)
スケジュール帳でありながら、京都のガイドブックとしても重宝する『京都手帖』。おかげさまで19年目です。
京都で年中開催されている伝統的な行事、社寺の拝観データ、おいしいおやつ、ローカル情報、地図や路線図まで網羅! メモ帳たっぷり!しかも軽量!
地元の編集部ならではの目線で京都を徹底ガイド。暮らす人も訪れる人も、すべての京都好きにささげる情報たっぷりのスケジュール帳です。

『京都手帖』とは…
【京都を徹底ガイド】
○京都で開催予定の行事を週間カレンダーに掲載
→今日どこで何があるか一目瞭然!
○旬の京都を凝縮した、毎月のコラムページ
→編集部おススメのお菓子は毎月ひとつ掲載!
○巻末の地図も充実
→10のエリアに分けた京都の観光MAPを掲載。鉄道路線図、バス路線図、お得きっぷ情報もあり
○京都の三大祭である、葵祭・祇園祭・時代祭のイラストMAPあります
→巡行や行列のルートが一目でわかる!かわいいイラストは見ているだけでもわくわくお祭り気分に
○京都の社寺の拝観データ、350軒以上掲載。その他、文化施設なども掲載

【毎年変わる竹笹堂の版画デザインが人気】
○表紙とマンスリーカレンダーには、京都の木版印刷技術を継承する「竹笹堂」の木版画を使用
○ビニールカバー内の表紙はリバーシブル
竹笹堂の木版画デザインと、黒ベースのシンプルな柄(こちらは木版画デザインではありません)との表裏

【使いやすさにもこだわっています】
○開いたページがぱらぱら閉じてこない仕様で、書き込みやすい!
○チケットなどを入れられるよう、ビニールカバーには大きなポケット付!
〇書きやすく、軽い手帳専用用紙を使用。
○月間カレンダーは月曜始まり
→行事は土日に開催されることが多く、土日を含めて京都旅行に来られる方も多いので、月曜始まりにしています。
○年間スケジュールページ、あります
○旧暦・二十四節気・月の満ち欠けなども掲載
○フリーで使えるメモページもたっぷり!
○切り離せるミシン目入りのメモページ、あります

2024年(令和六年)12月 京都の御朱印めぐり

Twitterでも京都の話題をご紹介

御朱印サイトと関係しない話題などはこちらだけでご紹介しているものもあります。

京都御朱印めぐり(観光ガイドの話題)(@GoodsWeb) / Twi


2024年(令和六年)12月31日(火)の話題

今日は錦市場の話題です。

NHK京都放送局では

年の瀬を迎え、「京の台所」として知られる京都市の錦市場では、正月用の食材を買い求める人たちでにぎわっています。

「京の台所」 錦市場にぎわう|NHK 京都府のニュース

と伝えています。

記事では

京都市中京区にある錦市場は、およそ400メートルの通りの両側に、鮮魚店や漬物店などおよそ130の店が軒を連ね、江戸時代から続く「京の台所」として知られています。

「京の台所」 錦市場にぎわう|NHK 京都府のニュース

と、よく見る、よく聞く、説明が付けられています。

でも、これ、京都人からすると肌感覚に合わないと言いますか

「いつの話してはんの?」

ということになります。

上記のような紋切り型の定型表現が当てはまるのは昭和から平成初め頃まででしょうか。

その後、錦市場が海外でも知られるようになり、ちょっとした食材を食べ歩きできるお店が増えました。

海外では食べ歩きは珍しいようでガイドブックだけでなく、SNSでひろまりました。

今でいえば「バズリまくった」でしょうか。

ところが!

あの狭い通路で食べ歩きするものですから、他人の食べ物が服やカバンに付くというトラブルが多発しました。

そりゃそうだ...

当然のことながら食べ歩き禁止となり、店内で食べれるように店舗構造を工夫されることに。

今現在はイートインの店舗が軒を連ねているのが実態です。

なので、昔からある京の食材店は数えるほどしか残っていません。

ガイド仲間でも正月用の食材は近所のお店か、デパ地下、スーパーということになります。

話を錦市場に戻しまして、

錦市場は豊富な地下水を利用して井戸を掘り、鮮魚や野菜など食材を保管し、市場として発展したとされています。

多少のニュアンスの違いはあれ、大方の説明はそうなっています。

でも、京都盆地はタライの上にできているようなもので、大体どこでも井戸を掘れば水が出ます。

蓄えられている地下水は琵琶湖と同じくらいの水量だとされています。

では、錦市場ができたのは別な理由があるのでしょうか?

有名なだけに諸説盛りだくさん。

興味がある方は是非お調べいただければと思います。

(ガセネタ多いのでご注意下さいネ)

私的には、錦市場のこれまでより、これからの方が関心あり!です。

「京の台所」から「食べ歩きの街」となり「イートインの街」とダイナミックに変貌を続ける錦市場。

来年以降、どんな姿を見せてくれるのでしょうか。

期待にワクワクします。

・・・・・・・・・・・・

というわけで今年も一年有難うございました。

皆様のご健勝を祈念しております。

どうぞ、よいお年をお迎えください。

2024年(令和六年)12月27日(金)の話題

今日はおふなごの話題です。

仁和寺では令和7年乙巳年 初祈祷札・おふなごの申込を受付中だと伝えています。

「おふなご」ですが、献米供祈祷札、つまり護符です。

日本各地にも同様のお札等がありますので、皆様のお近くでも授与されている所があるかもしれません。

地域によって「おふなご」、「ふなご」、「ほなご」など微妙に呼び方が違うこともあるようです。

東寺では1月3日の修正会(しゅしょうえ)で「おふなごう」をいただけます。

こちらは御法印を半紙に押していただけるもの(護符)になります。

なので東寺の「おふなごう」は当日参拝の上授与していただきます。

仁和寺の「おふなご」は参拝して授与いただいても良いのですが、

事前にネット申し込み、法要後に郵送していただくことができます。

もちろん願い事や名前もお書きいただけますよ。

ありがたやぁ~

2024年(令和六年)12月26日(木)の話題

今日の話題は知恩院の除夜の鐘です。

明日12月27日は知恩院の除夜の鐘の「試し撞き」の日だと伝えています。

NHK「ゆく年くる年」などで知られている知恩院の除夜の鐘。

知恩院では本番前の状態確認・予行演習と、本番メンバー選定のリハーサルが実施されます。

それが「試し撞き」。

知恩院の大鐘楼(鐘)。

なにしろ場所が狭い上に、参拝経路も通常とは全く異なりますので本番を拝見するのは至難の業。

テレビではなく、一度はホンモノをご覧になりたいというのであればこの「試し撞き」がおススメです。

明日の夕方のニュースでは「試し撞き」の模様が放送されると思います。

また、イマドキですから知恩院の公式動画サイトでも過去の模様を拝見できます。

試し撞き

本番

ところで、この知恩院の鐘、日本三大梵鐘の1つに数えられている有名なモノ!

重さが約70tといわれている巨大な梵鐘です。

ところが、「南無阿弥陀佛」の名号と鋳造者の銘しか記されていません。

つまり普通はあるべき鐘銘文が刻まれて(彫られて)いないのです。

京都で信じられているのは、

この鐘を作られたのが寛永13年(1636年)なのですが、例の「方広寺鐘銘事件」が慶長19年(1614年)にあったので、

なにも記さないのが無難

であると考えた?

つまり、危険予知、リスク回避、ということではないでしょうか、ということでした。

2024年(令和六年)12月24日(火)の話題

今日は干支の話題です。

粟田神社の公式SNSでは新しいお守りの授与について伝えています。

今日はクリスマスイブですが

トナカイのお守りではありませんよ、「馬」です。

フェラーリのお守りではありませんよ、「神馬」です。

今年や来年の干支のお守りではありませんよ、縁起物の「左馬」です。

2024年(令和六年)12月23日(月)の話題

今日は哲学の道の話題です。

舗装すべきか否か、検討が続けられています。

言わずと知れた京都有数の散策路。

西田幾多郎を始めとする哲学者たちが散策をしながら思索を深めたことで「哲学の道」と呼ばれるようになりました。

今では散策すると、舗装すべきかどうかで思索は乱れるばかり...

正解というものがない、この問題。

まるで禅の修行で問いかけられているような気もしますネ。

・・・・・・・・・・

残念ながらこの時期は修学旅行生は皆無ですが、

哲学の道の歴史や価値などを踏まえた上で、いかに保存してゆくべきなのか

「あなたならどうしますか?」

修学旅行生に思索を深めてもらうのも学習効果があるかもしれません。

2024年(令和六年)12月22日(日)の話題

今日は布袋さんの話題です。

愛香寺では七福神の御朱印を紹介されています。

私事ですが、ボランティアで高齢者施設でバイオリンを弾いたりして一緒に歌をうたう活動をしています。

現在はクリスマス週間なので、クリスマスの歌を歌っています。

その際、サンタクロースの話題となり

例の赤い服の謂れやダルマさんの話をしました。

その時、おばあちゃんから

「布袋さんもサンタクロースと同じじゃないか?」

という話をいただきました。

布袋さんが袋を担いでいる姿がサンタクロースに見えるということです。

いやぁ~、うれしかったですネ。

サンタクロースの話題は肌感覚ではないのですが、七福神の話題は大好きなんです。

七福神めぐりは数えきれないほどこなしていますし、その際、様々なお寺で七福神の逸話やエピソードをたくさん伺っています。

もう、しゃべりたくてしょうがない話題なのです。

長くなりそうなので、今日はサンタクロースに見える布袋さんの袋だけに致します。

七福神については、いずれフリートークをさせていただければウレシイです。

それと、触れておいた方が良いのが大黒天も袋をお持ちだということです。

かいつまんで言うと大黒天は大国主命と同一視されており、あの袋は大国主命が持っていた袋なのです。

中身は八十神たちの雑貨で、要は八十神にこき使われていた(ある意味いじめにあっていた)ことを表しています。

有名な「因幡の白兎」のシーンですネ。

ご興味のありの方は古事記を是非!

ということで、ようやくここからが布袋様の袋についてです。

布袋さんは、実は契此(かいし)または釈契此(しゃくかいし)という実在の僧侶です。

七福神の一員であり、にこやかで太鼓腹をしていることから福の神のイメージ、袋の中身も金銀財宝が詰まっていると思われがちです。

ひょっとして、あなたもそう思っていましたか?

だとしたら、そうとう煩悩にまみれていますヨ...

さて、結論から言ってしまえば袋の中身は着替え、日用品、食べ物だったそうです。

布袋さんは衣装をみてもお分かりの通り、禅僧で修行の身です。

あの袋一つで修行の旅を続けていらっしゃいました。

食べ物の施しを受けても、袋の中に入れて少しづ食されていたのだそうです。

(食べ物と着替えと紙や筆がぐちゃぐちゃになってしまいそうな気もしますが...)

この布袋さん、とにかく面白いエピソード満載の方なのです。

弥勒菩薩の生まれ変わりとか、占いの天才(つまり予知能力者)とかのエピソードはお聞きになったことがあるかもしれません。

他にも、

いつも袋を敷いて野宿をしていて、冬に雪が降っても布袋さんにだけは雪が積もらなかったとか、

橋の欄干で片足立ちで寝ていたとか、

とにかく「マジですか」や「そのエピソードの意味が分からん」だらけなんです。

すごい魅力的(弥勒的なだけに)な禅僧だったのでしょう、きっと。

布袋さんをお祀りされているお寺に行かれたら、是非想像を絶する布袋さんのお話をお聞きください。

ただお参りするだけでは勿体ない過ぎます!

布袋さん、大好き!

2024年(令和六年)12月21日(土)の話題

今日は大掃除の話題です。

東と西の本願寺(おひがしさんとおにしさん)で「すす払い」が実施されました。

竹の棒は、煤竹(すすだけ)で長さは90cmだそうです。

それで畳を叩くのですが

と思いますでしょ?

それがすごいんですよ、ホコリ。

今年は見に行きませんでしたが、マスクは2重3重、防護メガネは必須です。

画になるシーンですので、カメラやスマホを構えた方々が乗り込むのですが

ゴホゴホ、ゼーゼーで逃げ帰ってきます。

京都観光で、お客様におススメできないイベントというのも珍しいのですが...

・・・・・・・・・・・・

この本願寺の「すす払い」のニュース、京都市民にとって

というお知らせでもあるのです。

いや、京都ではそう直接的には言いませんネ。

ぐらいでしょうか。

もちろんこれには

という答えが必要です。

いずれにしても

お掃除嫌いのお父さん、お母さんには決して耳にしたくないニュースでした。

2024年(令和六年)12月20日(金)の話題

今日はトナカイの話題です。

奈良ホテルではコースターがクリスマスバージョンになると伝えています。

お洒落ですネ、欲しくなりました。

メリークリスマス!

アメリカでは「またトラ」でトランプが大統領に返り咲きします。

トランプはクリスマスには「メリークリスマス」って言うぞと公言しています。

実はアメリカでは多様性をかかげ「メリークリスマス」ではなく「ハッピーホリディズ」と言おうという動きがありました。

この話、日本国内ではあまり知られていないかも、です。

ところで、このクリスマスバージョンのコースター、奈良だから鹿ですヨ。

言わずもがなですが、世界的にトナカイを鹿と混同されることが多いそうです。

ですが、奈良の鹿はただの鹿ではありません。

神様のお使い(眷属)であり、天然記念物!

・・・・・・・・・・・・

ところで、サンタクロースのお使いのトナカイ、8頭いて名前も付いているってご存じですか?

サンタクロースは8頭立てのソリで子供たちにプレゼントを配るのです。

よくぞ聞いてくれました!

その赤鼻のトナカイは「ルドルフ」って名前です。

8頭のトナカイの先導役として大抜擢されたのでした!

そうなんですよ。

それで「今宵こそは」と頑張った赤鼻のトナカイは、その後どうなったか知ってます?

知りたいでしょ~ぅ

クリスマスの夜に大活躍した後、サンタクロースの村に帰ると

はい、そういう話です。

「赤鼻のトナカイ」から晴れて「赤のトナカイ」になったのでした。

出典:ロバート・L・メイ著「ルドルフ 赤鼻のトナカイ」(1939年)

奈良ホテルのコースターの赤い鹿と同じでしょ?

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