2023年(令和5年)「葵祭」最新情報

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「葵祭」は京都三大祭りの一つで5月15日に開催されます。

爽やかな初夏の京都を優雅な行列で彩る葵祭。今から約1500年前に始まったとされる賀茂御祖神社(下鴨神社)と賀茂別雷神社(上賀茂神社)の例祭です。

一般的には斎王代を中心とした平安時代の衣装の行列が行われる祭りと思われています。

実際は全く違うのですが、ここでは2023年(令和5年)の葵祭の最新情報を御朱印めぐりと観光ガイドの視点からお伝えします。

そもそも葵祭とは

今では「葵祭」と言っていますが上記上賀茂神社と下賀茂神社の公式サイトでは「賀茂祭」になっています。

早くも面倒な話になりそうな予感がしますが、その通り、複雑です。

上賀茂神社の公式サイト:

賀茂祭 | 賀茂別雷神社(上賀茂神社:かみがもじんじゃ)公式Webサイト (kamigamojinja.jp)

下賀茂神社の公式サイト:

賀茂祭(葵祭)

令和5年賀茂祭(葵祭)諸神事について

京都市観光協会の公式サイト:

葵祭「どんな祭?」|【京都市公式】京都観光Navi

ウィキペディア:

葵祭 – Wikipedia

今では「葵祭」の主役だと思われているのは「路頭の儀」の斎王代です。

しかし「路頭の儀」は葵祭の一部でしかありませんし、「路頭の儀」の主役は勅使代だったりします。

難しいことはさておき、私たちは葵祭といえば

  • 斎王代はどんな人?
  • 一目見てみたい

となるわけです。

まぁ、葵祭の公式ポスター見れば一目瞭然ですよネ。

特におじさんたちの関心の的、2023年(令和5年)「葵祭」の斎王代についてはこのページの最後にご紹介します。

葵祭の神事や行事

5月15日だけではない葵祭。

葵祭「深く知る」|【京都市公式】京都観光Navi (kyoto.travel)

5/1 賀茂競馬足汰式(上賀茂神社) https://ja.kyoto.travel/event/single.php?event_id=4748…

5/3 騎射流鏑馬神事(下鴨神社) https://ja.kyoto.travel/event/single.php?event_id=4385…

5/4 斎王代禊の儀(上賀茂神社) https://ja.kyoto.travel/event/single.php?event_id=4747

5/5 賀茂競馬(上賀茂神社) https://ja.kyoto.travel/event/single.php?event_id=4749…

5/5 歩射神事(下鴨神社) https://ja.kyoto.travel/event/single.php?event_id=4384…

5/12 御蔭祭(御蔭神社~下鴨神社) https://ja.kyoto.travel/event/single.php?event_id=4375…

2023年(令和5年)「葵祭」路頭の儀をみてみましょう

葵祭「行ってみよう!」|【京都市公式】京都観光Navi

葵祭の「路頭の儀」はもちろん無料で見物できます。

ただし、よく見えるところは有料観覧席が設けられています。

「儲け」ではありませんよ、「設け」ですから。

葵祭「有料観覧席のご案内」|【京都市公式】京都観光Navi

京都新聞の動画で見る葵祭

京都新聞の公式サイトで動画ライブラリが公開されています。

そこで去年までと今年の葵祭の様々な模様を動画で確認することができます。

葵祭|動画ライブラリ|京都新聞 (kyoto-np.co.jp)

観光ガイドネタとしての葵祭

観光ガイドの仕事として葵祭に携わっています。

具体的な受託内容はその年によって違いまして、観覧に向かう団体様の観光バスでのガイド、有料観覧席でのガイド(実際はお客様の身の回りの世話)、団体の観覧のガイド、グループのお客様の葵祭関係地ガイドなどです。

ここではガイドネタをいくつかご紹介します。

葵祭は起源がわからないほど古い

葵祭はいつから行われているのかと言いますと

平安時代の恒例祭祀(中祀)からとか

欽明天皇の勅命の祭祀からとか

いわれますが、御祭神である賀茂別雷大神が神山に光臨された時からということで、年代すらもわからない太古の時代からのようです。

祭祀としては、現在下鴨神社でおこなわれる「御蔭祭」が最も原型に近いと考えられています。

ちなみに毎年御神体は生まれ変わり「御蔭祭」の時だけ神社においでになり、祭りが終わるとお還りになるそうです。

つまり神社は普段はお留守のようです。

葵の葉で飾るのは江戸時代から

「葵祭」は葵の葉で飾り付けをしているからその名が付いたと言われます。

その飾り付けは応仁の乱からの長い中断を経て江戸時代に再開された際から始まったようです。

なので「葵祭」は上賀茂神社と下賀茂神社は現在でも「賀茂祭」と言います。

「北の祭」という場合もあります。

京都で祭りと言えば「葵祭」のことだと断言される方もいらっしゃいますが、それは少し話の盛り過ぎです。

四条辺り京都人に「祭?祇園祭に決まっている」と𠮟られますヨ。

京都人でも「葵祭」は5月15日のコスプレ行列のことだと勘違いしている人は多いです。

前置きが長くなりました。

葵の葉を飾ると言い切ってしまいますが実際は桂の枝に葵を巻き付けたものを飾ります。

「葵桂」と言います。

双葉葵のタクシー

京都のタクシーでヤサカタクシーという会社があります。

シンボルは三葉のクローバー。

そのヤサカタクシー1,300台中の4台だけ四葉のクローバーのタクシーがあります。

レアなので、奇跡的に乗車できれば、あるいは運よく見かけたら「その日はツイている」ということに。

さらにレアなのが上賀茂神社と下賀茂神社にちなんだ二葉葵のタクシー。

なんと1,300台中2台!

これだけレアなのに四つ葉のクローバーの方が人気があるのが悲しい...

斎王代の行列は本来葵祭と関係ない

一番最初の画像、葵祭のポスター見て下さい。

葵祭と言えば斎王代ですネ。(ポスターのほぼ半分がドアップ写真)

でも葵祭は、上賀茂神社と下鴨神社の新しくお生まれになった神様をおもてなしする祭祀です。

5月15日の行列は宮中からのおもてなしの品々や馬をお持ちする勅使の行列です。

あえてその行列を祭のイベントとするなら勅使(現在では勅使代)です。

じゃぁ斎王代は?

実は昭和31年に観光の呼び物として考え出された行列だったりします。

やっていることの良し悪しは別として狙いは見事に的中しているわけです。

いったんここまで。(後日3ネタ追記します)

2023年(令和5年)「葵祭」の斎王代はどんな人?

斎王代は「代」と付くように斎王ではありません。

もちろん現代では葵祭の期間だけのキャンペーンガールのような位置付けになっています。

それでも毎年「今年の斎王代はどんな人やろ?」

と関心を集めます。

京都の新聞やテレビなどのメディアでも取り上げられます。

023年(令和5年)「葵祭」の斎王代は松井陽菜(はるな)さんになりました。

京都市中京区出身の会社員で現在は東京都にお住まいとのこと。

ここではこれ以上書きませんが、ご本人のプロフィールはもとより、実家やお父さんの職業まで報道されてしまいます。

毎日新聞の公式サイトには8枚の写真が掲載されています。

京都・葵祭の斎王代、4年ぶりに選出 [写真特集1/8] | 毎日新聞 (mainichi.jp)

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