2024年(令和六年)10月の京都から

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京都で現役の観光ガイドをしております。

個人ではなく京都市観光協会会員ガイド団体に所属し活動しております。

(つまりシフト制の請負ガイド)

本サイトのトップページに日々の話題をブログ形式に記載しております。

ネタとしては行政、神社やお寺の公式サイトや公式SNSを引用する形にしています。

理由は誤解や誤り、偏向を避けるためです。

自分自身で取材して正しいと思っても、間違いや勘違いもありますので。

月刊「京都」2024年10月号

月刊「京都」2024年10月号<朝ごはんと昼ごはん> 雑誌 京都 グルメ カフェ 朝ごはん 昼ごはん ランチ ラーメン 昼飲み 穴場 京都観光

和の食生活をおくっていると思われがちな京都人。

その意外な実態とは...

サイズ: 縦256mm 横182mm 厚さ5mm
特集内容
●和の朝ごはん
●洋の朝ごはん
●朝からちょい飲み
●朝ラーメン&うどん
●和の昼ごはん
●洋の昼ごはん
●昼でもちょい飲み

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御朱印サイトと関係しない話題などはこちらだけでご紹介しているものもあります。

京都御朱印めぐり(観光ガイドの話題)(@GoodsWeb) / Twi

2024年(令和六年)10月14日(月)の話題

今日は主人公の話題。

妙心寺の塔頭寺院である長慶院の掲示板より「主人公」。

昭和世代にとっては「主人公」といえばさだまさしの代表的な曲。

さだまさしのコンサートでは、

「主人公」を歌うと

「あぁ、これでさだのコンサートも終わりか」

と思う方が多いとトークで会場を笑わせてくれます。

それほど、決定的な名曲なわけです。

さだまさし本人は他にも自負する曲が幾つもあるのに、いつまでも「主人公」が代表曲と言われることには忸怩たるものがあるそうです。

ところで。

さだまさしの「主人公」の歌詞は著作権があるのでここに転載できません。

ただ、長慶院の掲示板の「主人公」と、結構共通しているものがありそうです。

自分にとって自分の他に主人がいるわけでない。しかし、どこかで本当の自分は見失ってはいないか?

なかなか、深い...ですネ。

2024年(令和六年)10月13日(日)の話題

今日は鹿の話題。

数日前の話題で、神様のお使いの鹿を殺してしまい死罪になった男の子の悲しいお話をご紹介しました。

今度は、京都府で鹿が人間を襲って死亡させた(らしい)という事件が勃発しました。

詳しくはNHK京都放送局の公式サイトにて:

田んぼで男性死亡 シカに角で突かれ死亡か 福知山|NHK

2024年(令和六年)10月11日(金)の話題

今日は希望の話題。

10月の花といえばガーベラ。

割と長い期間咲く花なのですが、なぜか10月の花のイメージがありますネ。

そしてガーベラと言えば「希望」。

愛香寺さんで素敵な御朱印が授与されています。

ところでガーベラの花言葉は、更に細分化されていて参照する本によっても様々。

御朱印に描かれている赤・ピンク・黄色で言えば

  • 赤:愛、情熱
  • ピンク:愛情、感謝、思いやり
  • 黄色:やさしさ、親しみ、思いやり

などなど(諸説あり)。

でも、昭和生まれの私にとって「希望」というと

♬ 希望という名の~ ♬   (歌詞は著作権の関係で掲載しません)

の岸洋子さんでしょうか。

子供ながらに「希望という名の~」というメロディと歌詞が、なぜか心に残り

「黙ってどこかへ立ち去ったあなた」は、どうして、どこへ行ってしまったのかなぁ?

と気になって仕方がなかったです。(今でも謎ですが...)

その後知ったことですが、岸洋子さんはまさに波乱万丈の人生を送られていました。

仕事、結婚・離婚、病気...

度重なる過酷な状況でも、つねに歌い続けることを選んだ岸洋子さんの人生って、

一言で言うなら

「希望」

そのものだったような気がします。

2024年(令和六年)10月10日(木)の話題

今日は鹿の話題。

10月限定の御朱印で「鹿に紅葉」。

禅語で「両忘」ということで、好きとか嫌いとかの気持ち(煩悩とか執着でしょうか)から解き放たれようという教えだそうです。

なんで鹿と紅葉?

個人的な想像ですが、花札の10月が「鹿に紅葉」だからでは?

というような想像をする時点で煩悩の塊!

少し精神修養しなければいけませんネ。

ところで鹿はなにゆえ紅葉となるのでしょうか?

ちまたの噂話では、肉を食べることがためらわれる人たちが隠語を使っていたことによるそうです。

鹿は紅葉

馬は桜

鶏は柏

猪は牡丹

...

そう言えば猪肉の鍋って牡丹鍋って言いますよね。

諸説あり、ということでしょうけど。

ちなみに、10月が鹿なので「シカトする」の語源はこれだという珍説もあります。

こじつけネタはつきませんネ。

鹿に紅葉...

実はもっと悲しいお話もあります。

長くなるのでかいつまんで書きます。

  • 昔々、興福寺の小僧さんが境内で書の練習をしていた
  • そこに鹿が紙を食べようと近づいてきた
  • 小僧は鹿をおどろかすつもりで文鎮を投げたら、鹿に当たってしまった
  • 打ち所が悪かったせいか、鹿は死んでしまった
  • 鹿は神の使い、鹿を殺したものは死罪の時代
  • 小僧は死んだ鹿と共に生き埋めされてしまった
  • そのことに嘆き悲しんだ小僧の母親は、弔うこともかなわない小僧が埋められた場所に紅葉を植えた

2024年(令和六年)10月6日(日)の話題

今日は仁和寺の話題。

秋の新作切り絵御朱印が登場しました。

切り絵御朱印も最近では珍しくなくなりましたが、進化は進んでいます。

なかなかに凝った切り絵細工が施されていますネ。

紅葉の色合いも美しく、もはや御朱印なのかどうかもわからないくらいです。

一方で仁和寺の黒猫御朱印も紅葉仕様で登場!

「ウチのネコちゃんが一番可愛い!」

と宇多上皇がおっしゃったかどうかは定かではありませんが、

お気持ちをお察しした御朱印です。

2024年(令和六年)10月2日(水)の話題

今日は藤袴の話題。

京都中心部の一帯で「藤袴祭」が行われます。

「祭」といっても京都三大祭りのようなイベントではなく企画展の集合のようなものです。

辺り一帯には藤袴の何とも言えぬ香りが漂います。

藤袴という花の名前...

藤色の花の色と袴に見える花弁の形からきているとされています。

しかしこんな話も:

藤袴は秋の七草として知られています。

また利尿作用のある漢方薬でもあります。

香りが良いことから匂い袋でも使われることがあるそうです。

でも平安文学好きにはやはり「源氏物語」。

源氏物語五十四帖のなかの一帖「藤袴」。

物語中の和歌に藤袴が用いられていることから後の世の読者が付けた巻名です。

この巻は玉鬘のサイドストーリー「玉鬘十帖」の中に位置しています。

源氏物語ファンの方なら誰もが抱く違和感満載の「玉鬘十帖」。

いくらサイドストーリーとはいえ、様々に本編と違い過ぎるためです。

普通に考えると本編成立後に誰かが後から付け足した...それを言ったら「宇治十帖」もなんですけど。

でも、それを含めて「源氏物語」なんですよネ。

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さて、藤袴と言えばアサギマダラ!

ハイ、スミマセン...これだけにします。

大丈夫です。

アニメでなくとも人気の高い蝶、アサギマダラ。

このアサギマダラを呼び寄せるために藤袴を育てている人もいるくらい、何故か藤袴にアサギマダラが寄ってくるのです。

理由は諸説あるのですが、未だ確定していません。

立派な研究テーマとされている学者さんが多数いらっしゃるミステリーらしいです。

まぁ理由はともかく、藤袴とアサギマダラ...

格好の秋の絵になりますネ。

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